「10年後の自分」を考えてみた

「考えてみた」、と書いたけど、実は考えきれていない。

 

ブログタイトルにもつけているように、これまで正に「行き当たりばったり」で生きてきた(それなりに考えることもある)。

ただ、同居人が持っていた西村行功氏の著作、『先が見えない時代の「10年後の自分」を考える技術』を読み、少し反省した。

この本のタイトルにあるように、今の時代は変化が速く、僕らは「先が見えない」時代を生きている。

そんな時代に、「行き当たりばったり」で生きるのも悪くはないと思っていたのだけれど、この本を読んでいて、それは行きたい場所がないまま、大海原に漕ぎ出し、運が良ければ面白い場所に流れ着いているようなものだと思った。

 

この本を読んで、それでも地図のない世界でいくることには変わらないんだな、と感じた。

ただ、この本はそんな世界で色々な可能性を想定しながら、先に進むために「今すべきこと」は何かを考え、行動に移すための方法を教えてくれる。

そして、年始に当って、この本を参考に、僕は恐らく初めて真剣に将来を考えてみた。

そして、愕然とした。

 

僕は、

「目的地に行くために、何を考えればいいか?

 そして、そのためにどのようなことを準備すればよいのか?」

ということが考えられなかったのではなく、

改めて過去を振り返り、将来を見据えた時に、

「どの様に生きたいのか?

 そのために、どの様なことをすればいいのか?」

ということが、いつの間にかなくなってしまっていたことに気付いたのだ。

 

そして、年明けからはもう随分と経ってしまったが、

再び忙しい日常に戻ってしまったことで、未だにそれは見つけられていない。

 

それでも、この本を参考に、少しづつ現在の自分の立ち位置を確認しつつ、目的地を探してみようと思った。

 

とは言え、この本に書かれている内容を実施していくのは実際には結構大変なのも事実。

実際、今回巷でよく言われる「過ぎた日を振り返り、来る年に思いをはく」ということを実施してみて、こんな事を正月3が日で行うのはかなり無理があると感じた。

これは、年末年始のその時だけ実施するようなものではなく、普段から目的地を目指して歩んでいる人が、改めて時間の取れる時に、自分の立ち位置を深く検証するために実施することなのだなということを感じた。

 

今年はこの本に書かれていることを自分なりにまとめてみて、色々なシナリオを実際に考えて、このブログに掲載していってみようと思う。

そして、その中で、目的地についても考えなおしてみようかと思う。

 

 

「10年後の自分」を考える技術 (星海社新書)

「10年後の自分」を考える技術 (星海社新書)