ロシアが日本の記憶遺産登録(シベリア抑留資料)の撤回を要求した件について

そりゃそうだよね〜、という記事。

日本の一部の方はは中国側の南京事件(この件も呼称含めてそもそもどこまで本当で、どういう評価を下せばいいのか僕にはとてもわかりませんが)の申請を「政治利用」だと批判しているそうですが、ロシア側からしたら日本のこのシベリア抑留資料の申請だって同様のものだよね。

実は先日、伊根の舟屋群に行った際にルート上だったことと、たまたま今、山崎豊子の「不毛地帯」を読んでることもあって、新装されたばかりの舞鶴引揚記念館に行ってきました。
そもそもの興味は先日、シベリア抑留の経験者の方やその家族の方の話を聞く機会があったことなのですが。

不毛地帯」は脚色されているとは言え、実際にそれに近い状況もあったのではないかと思います。

ただ、舞鶴の引揚記念館でも抑留状況の写真などの資料はほとんどなく、ネットで探してもあまり少なくとも日本語資料を探す限りはあまり情報が出てこないんですよね。

「歴史は勝者が作る」なんて言いますが、ロシアの強制収容所もドイツに負けず劣らずとは聞いていましたが、情報の少なさを見てると、そんな言葉にも実感が湧いてきます。

シベリア抑留は決して許されるべきものではないと思いますが、ロシア側が積極的に懺悔をしていない「負の遺産」的要素が強い今回の件を日本側から申請したということで、この問題も新たに今後に禍根を残すものになりそうな気がします。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151015-00000570-san-eurp